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2019 / 01 / 29 22:34
障害者アートと著作権について講演をしました

1月17日,障害のある人の表現活動やその支援を広める活動をしている埼玉県障害者アートネットワークTAMAP ±〇と社会福祉法人みぬま福祉会の主催による障害者芸術支援研修会「権利保護に関するセミナー」で「障害者アートから考える著作権」と題して講演をしました。
障害のある人の創作活動を支援する埼玉県内の多くの施設の方が熱心に聞いてくださり,質問コーナーでは各施設から実際の作品が持ち寄られて活発な議論となりました。
私が同趣旨のセミナーを担当するのは今年で3年目になりますが,回を重ねるごとに,新しい問題,難しい問題の相談を受けることが増え,各地での創作活動の盛り上がりを感じます。
障害を抱え日常に不自由を感じることが多い人たちにとって,自由な創作活動はとても大切なものだと考えます。たとえ言葉ではコミュニケーションが難しい人でも,美しい作品にため息をついたり,ユニークな作品にニヤリとさせられたり,インパクトのある作品にビックリさせられたりすることで,私達は豊かなコミュニケーションを持ち,お互いを知ることができるのです。
今後も法律家の立場から,障害のある人の創作活動を支えていきたいと思います。
(写真は昨年12月に大宮ソニックシティで開催された第9回埼玉県障害者アート企画展「ソニックブーム うふっ」の模様)